2023/03/08 3位入賞!表彰台!
コロナ禍のため、3年間、ロードのマラソン大会への出場を見合わせていた。
2月11日、建国記念日、宮崎県都農町で開催された都農尾鈴10kmロードレースに出場。4年前のハーフマラソンで自己ベストを更新できた相性のいい大会。天候にも恵まれ絶好のレースコンディション。久しぶりのレースの高揚感に胸が高鳴る。号砲とともにレーススタート。気持ちいいコンディションの中、1km4分15秒で前半5kmを駆け抜け、まずまずのペースで折り返し地点を通過。ペースを上げながら後半5kmをと思うも、海からの向かい風のためペースが上がらず、苦しい展開。1km4分18秒で粘り、今の力を出し切って43分27秒でフィニッシュ。自己ベストには及ばなかったものの、自分なりに満足できるレース、大会で走ることの楽しさを改めて痛感させてもらった。思いがけず50歳台男子の部で3位に入賞していて銅メダルを頂き表彰台に上がらせてもらった。記憶に残る嬉しい誤算の大会となった。
2021/09/05 新しい片頭痛治療薬
片頭痛の年間有病率は 8.4 %と報告され,若年〜中年の女性に多く 30 才代, 40 才代女性の片頭痛の有病率は各々 17.6 %, 18.4 %とされている。片頭痛患者は,頭痛のために日常生活に支障があるにもかかわらず,治療を必要とする病気(疾患)であるという理解や啓蒙が不十分であることもあり、適切な診断と適切な治療をうけていない患者さんが多くいます。多くの患者さんが慢性的に繰り返す耐え難い痛みに耐えながら生活し、身体的な負担だけでなく、楽しみにしていた友人や家族との時間、大切な学業や重要な仕事への影響にも度々苛まれ、精神的な苦悩も少なくありません。この度、日本でも、新しい片頭痛治療薬である 抗CGRP製剤が認可されました。CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は主に三叉神経節で発現する神経ペプチドで、片頭痛患者では血中CGRP濃度が上昇していると言われています。新しい片頭痛治療薬である 抗CGRP製剤はこのCGRPの活性を阻害することで、片頭痛発作の発症を極めて安全かつ効果的に少なくすることができ、片頭痛による痛み、日常生活への影響が軽減する効果が期待できます。認可されてから、当院に通院中の片頭痛で苦しんでいる患者様に使用しているが、従来の治療薬と比較して極めて効果が高い印象であり、患者様の生活の質が向上している。片頭痛で苦しんでいる方に新しい効果的治療法を提示し、苦痛から解放される生活を送って頂けるよう診療して行きたい。
2020/01/20 10km 自己ベスト更新
今の課題はスピード強化。
9月の信越五岳トレイル大会では、関門時間、制限時間ぎりぎりの関門通過、制限時間一杯での完走であり、UTMF、UTMBに向けて、改めて、スピード強化が必要と再認識させられた。信越五岳トレイル大会後から、毎週金曜日、平均斜度10% 1kmの坂道を10本ダッシュすることをノルマとし、トレーニングを行った。10月、12月、1月と3回の10kmの大会に出場。10月 42分27秒、12月 42分01秒、1月 41分37秒 と7年前の自身の10kmの自己ベストを更新! トレーニング次第では、進化できることが再認識できた。まだまだ進化中と己に言い聞かせながら、己を信じて鍛錬していきたい。
2019/09/22 100マイルトレイル完走!!!
ついに100マイルトレイル完走!!!
日本で最もスピードを要求される信越五岳トレイルランニング。160km、累積標高7000m、制限時間33時間。初めて100マイルレースを知ったのは7年前、こんなレースを完走できる人間は、超人か、化けもんかとしか思えなかった。初めての100マイルレース。雲ひとつない満月の月夜の中で18:30レーススタート。体調万全でスタートしたはずだったが、15km地点で、古傷の右足底筋膜炎の痛みが出始めてしまった。右足をかばいながら走り続けると、40km地点で左腸脛靭帯炎の痛みが出始めてしまい、更には、両側のハムストリングが吊り始める始末。あまりの状態の悪化に茫然としてしまった。まだ、あと120kmある途方もない距離にリタイヤの文字が横切ったが、7年間かけて準備した練習の日々。それを支えてくれた家族、切磋琢磨しながらともに練習したバディ。結果を出さないわけにはいかない。舞台に立てる感謝の気持ち、舞台を準備してくれた大会スタッフ、ボランティアへの感謝の気持ちを持ち、辛い事も、苦しい事も、すべて受け入れ前に進むと決めて走り続けた。気持ちは軽くなり、不思議と両足の痛みも少しずつ軽くなっていった。120km地点、今まで走った最長の距離に到達。前半のトラブルが響いてすべての関門が時間ぎりぎりとなり苦しいレースが続く。関門をなんとか通過して行ったが、制限時間以内のゴールは難しい展開が続く。仮に完走できなくとも、自分のすべてを出し切った結果なら完走できなくとも、かならず何か得るものがあると信じて走り続けた。140kmの最終関門に0:00に到達。ゴールまで20km、あと3時間30分。山をふたつ超えないと行けない。疲れ切った体、二晩寝ないことによる強烈な眠気、ゴールには届かないかも知れない弱い気持ちと格闘した。7年間の練習、ここまで29時間走ってきたことを無駄にはできない。やめることがいつでもできる。一度辞めたらリスタートは二度とできない。制限時間がくるまでは走り続けると心を決めて進む。150km地点。制限時間まであと1時間残して到達。ぎりぎり間に合うかも知れない。ボランティアからの「必ず間に合います」の声の後押しされて、残り10km 5分/kmで走り続けた。制限時間9分前、ゴールゲートをくぐることができた。ゴールゲートの先には、今までにない、言葉には言い表せない達成感が待っていた。100マイルレースは、人生に例えられる。本当にそうだと思った。不可能だと思われることも、できることを積み上げて準備し、あきらめなければ、必ず達成できる。NEVER GIVE UP !!!
2019/05/28 第3回Aso Round Trail
昨年、途中リタイアしてしまった大会のリベンジ。今年の大会は、昨年から距離が10km延長され、累積標高も増大。総距離121km、累積標高6800mとなり(阿蘇外輪山をぐるっと1周)、日本屈指のタフなロングトレイルに進化! 何としても完走し、今後の100マイルトレイル挑戦につなげたいところ。5月11日AM7:00スタート。天候にも恵まれ絶好のコースコンディションも、前日の緊張から睡眠不足となり、内臓の調子が今ひとつの状況でのスタートとなった。オーバースピードとならないよう後方からのレース展開。オーバーペースにはならなかったものの、日中に気温上昇から30km地点で、胃腸障害となり、満足にエネルギー補給ができない状況となった。昨年リタイヤの悪夢が脳裏を霞めた。ゴールまで後90km。途方もない距離に心が折れかけたが、今の自分にできる精一杯をひとつ、ひとつを積み重ね、行けるところまで進もうと言い聞かせ前進した。口腔粘膜から飴玉を溶かしながらブドウ糖を吸収させエネルギー補給とした。幸い、水分はとることができ、10km、あと10km、もう10kmと積み重ねることで90km地点まで進むことができた。胃腸障害は徐々に改善し、固形物を食べることができるようになった。スタートから21時間経過。あと30km。猛烈な睡魔と疲労と戦いながら、最後の二つの山を越え、5月12日PM12:00 スタートから29時間(丸一日と5時間)でゴールできた。果てしなく遠いゴールも、一歩一歩、今の自分にできることを、行い、自分を信じることで必ず結果は付いてくる。走ること以外にも通じる。本当にいい体験となった。いよいよ100マイルチャレンジだ!!
2019/02/13 自己ベスト更新!!!
2/11 建国記念日 宮崎県児湯郡都農町の都農尾鈴ハーフマラソンに参加。3シーズン振りのハーフ自己ベスト更新。1時間35分43秒、3年前の記録を22秒更新。たった22秒だけど、ものすごく嬉しい。2年前に足定筋膜炎を患って以来、ロードでは満足な練習ができず、また年齢とともに絶対スピードが落ちていることを痛感していた。トレイルを中心に心肺機能を強化し持久力強化、坂道ダッシュによる筋力強化、バディとの日々に練習の成果が結びついた結果だった。限界に近かったラスト1km地点で、バディからの「行けるよ!」の声に背中を押され、ラスト4min/1kmで走り切れての自己ベスト更新だった。自分がまだ進化できることを信じられたレースだった。
2018/09/21 スポーツの秋・チームTシャツ作成中
ながた脳神経外科では、健康に、充実して仕事に取り組めるように、今、多くのスタッフが、法人契約している、スポーツジムでスポーツを楽しんでいます。更なるモチベーションアップを図るべく、チームTシャツを作成中です。私自身は、9月16日、初めてのウルトラトレイル(信越五岳トレイルランニング110km、累積標高5000m)を20時間45分で完走しました。いよいよ、100マイトレイル(160km)UTMFが視野に入ってきました。ますます頑張って行きたいところです。こんな ながた脳神経外科ですが、今、新しい医療事務スタッフを募集しています。健康で楽しく、働いてみたい方、募集中です。詳細はハローワークをご覧ください。やる気のある方、待っています。
信越五岳トレイルランニング http://www.sfmt100.com
UTMF https://www.ultratrailmtfuji.com
ハローワーク https://www.hellowork.careers
2018/08/01 第6回Kirishima Extreme Trail(70km)
第2回大会から連続5年出場中の大会。今年は6月の阿蘇トレイル(110km)で完膚なきまでに打ちのめされただけに、何としても今回の大会で結果を出さなければならなかった。目標の160kmの大会(UTMF、UTMB)に向けてまさに背水の陣であった。5月、6月と体の使い方、走り方、下り方、登り方を、一から見直しトレーニングを行った。昨年と同じく、硫黄山の噴火の影響で、精神力を試される周回コースであったが、練習の成果で、自己ベストでゴールできた。何事も基本に忠実に取り組むこと、走りだけでなく、医療を含め、すべてに通じることと改めて感じた。
2018/04/2 新MRI稼働開始
新MRI稼働開始
念願の超伝導MRIが稼働開始となった。従来のMRIより、短時間で高精細なクオリティーの高い画像が得られる。静穏化技術により静かに快適に検査を行うことができる。脳神経の検査だけでなく、その他、心臓冠動脈、体部疾患にも応用利用可能である。よりよい診療ができるよう、今後ともスタッフ一同努力し、地域医療に貢献していきたい。
2018/01/04 平成30年仕事はじめ
今年で平成の元号も最期となる。平成元年に鹿児島大学医学部に入学し、医療の世界に入り、過ごした濃密な30年。振り返れば短いようにも、とても長いようにも思える30年であるが、本当に数多くの先輩や仲間に支えてもらった。濃密で決して薄まることとのない貴重な時間であった。今年はいよいよ念願の超電導MRIへの更新も予定している。今までの30年を糧に更なる地域医療貢献ができるよう邁進する一年にしたい。
2017/10/01 日本体育協会認定スポーツドクター
念願の体育協会スポーツドクターの資格を取得。講義を通してスポーツに必要な栄養・食事・飲料学、運動生理学とトレーニング効果を学び、また、安全に運動を行うためのメディカルチェック、中高年期に適切なトレーニング方法、トレーニング量について学ぶ。安全で適切な運動は、平均寿命ばかりでなく健康寿命を延伸する方法になり、認知症予防にもつながる。学んだ知識をかみ砕いて、解りやすく、説明し、かかりつけの方々のみならず、地域全体での運動習慣獲得が進んでいくよう資格に恥じない活動を行い安全なスポーツの楽しさを啓蒙していきたい。
2017/08/31 第5回Kirishima Extreme Trail
第2回大会から4年連続の出場。今年は3月から5月に走り込みの強化を行なった(週3回の50km走など)。5月中旬から右足底筋膜炎の症状が出始め、全く走れない状態になってしまった。走れない焦りの気持ちに耐えながら、ひたすら自転車での練習と、トレッドミルで傾斜を強くし、歩く練習をするしかなかった。祈るような気持ちで筋力維持と心肺機能の維持に努めた。大会1ヶ月前になっても、筋膜炎の症状は持続していた。お世話になっている鍼灸師の先生の鍼灸治療、先輩の整形外科医の先生にステロイドの注射を行なってもらい、何とか走れる状況で当日を迎えた。大会コースは硫黄山の火山活動の影響で35kmコースを2週という精神力が試されるコースに加え、猛暑の中でのレースとなった。暑さと、脚の痛みに耐えながらの我慢の走りで1週目をなんとか乗り越えたが、続ける気力が萎えそうになっていた。そこから、いつも一緒に練習しているバディが、小生のペースに合わせ気力の背中を押して最後まで併走をしてくれ何とかゴールすることができた。ITRA 4point 獲得。次の大会につながった。よかった。今回のレースは一人では絶対完走できないコンディションだった。治療してくれた鍼灸師の先生、先輩Dr、最後まで一緒に併走してくれたバディに感謝である。
2017/05/30 修猷館高校同窓会
5月28日、創立233周年の高校同窓会が福岡で開催された。卒業30年の学年が担当幹事となり、全体同窓会の企画・運営・実行を行うのが修猷館高校の伝統である。小生は、鹿児島在住であり、ほとんど助力できなかったが、実行委員長を始め、幹事の方々の一年間の努力により素晴らしい同窓会であったと、諸先輩方から御誉めの言葉を頂いた。僕たちは、昭和最期の卒業生であった。激動の昭和から時代は平成へと移り変わり、世界情勢、世の中の仕組みは大きく変化してきている。30年ぶりに再開した仲間達は、皆逞しく、輝かしく、社会で大きな役割を担い様々な分野で世界を股にかけ活躍していた。質実剛健、自由闊達の校風を今でも仲間達から感じることができた。同窓会の後の二次会では、30年ぶりに飲みかわす仲間たちとの杯に話が弾み、時間を忘れて楽しい時間を過ごさせてもらった。次回の同窓会に向けて、仲間達に負けぬよう、修猷館高校の校風を忘れぬよう自己研鑽し続けたいと思った。
2017/02/06 Promising young man
雨の日曜日、鹿児島市から姶良市まで車の運転をしていると、大きなザックを担いで濡れている若者が、ヒッチハイクをしていた。小生も以前、雨の久住連山でヒッチハイクさせてもらい助けてもらったことがある。車を止めて行き先を聞くと東京まで戻る予定とのこと。桜島PAまで乗せて頂けると助かるとのこと。なんでも、今年、大学を卒業し就職予定で学生最後の記念にヒッチハイクの旅をしているのだとか。旅にはルールがあり、ホテルには泊まらず、持参のテントで寝泊まりし、携帯電話、パソコン、インターネットなどの電子機器を使用せず、その土地、その土地の人々と交流し、旅情報を取得し、風土、文化を感じたいとのことだった。旅の目的、ルールに関心し、将来について、目を輝かせて語る姿に、今後の日本を支えていくであろう若者の生きる姿勢と考え方に共感し、すごく嬉しく思った。若者が夢と希望を語り、それが実現できる社会がこれからも続けられていく日本であれるようにと心から思った。黒澤大樹君、日本の大樹たれ!薩摩の国から応援しているぞ。チュスト行け!
2016/12/31 2016走り納め(50km走)
慶応2年(1866年)坂本龍馬は、京都・伏見の寺子屋で伏見奉行所の役人に襲われ手傷を負う。おりょう(許嫁)の機転で、薩摩藩が救援し薩摩藩邸で治療を受ける。小松帯刀、西郷隆盛が、薩長同盟の立役者である坂本龍馬に療養をすすめ、龍馬とおりょうが、霧島湯治(日本初の新婚旅行)を行なったとされる。それから150周年にあたる2016年大晦日、二人の足跡をたどる旅ランを行なった。自宅の姶良をスタートし、島津義弘公ゆかりの加治木館〜日木山川〜隼人峠〜隼人塚〜西郷隆盛公ゆかりの日当山温泉へ。天降川沿いに上流に向かい走り、天降川支流の霧島川を経由し、霧島神宮駅に。霧島九州自然遊歩道沿いに参道を進み霧島神宮に到着。本宮にお参りし一年の感謝とお礼を伝え、本宮奥にある高千穂古道(高千穂河原、高千穂峰に通ず)を進み、湯之野温泉を経由し、新湯温泉に到着した。新湯温泉は霧島温泉の中でも秘湯中の秘湯。西の大関と言われる名湯である。名湯につかりながら「ながた脳神経外科」が10年目を迎えることができることに感謝し、更なる飛躍と地域医療への貢献ができるよう研鑽してきたいと決意を新たにした。
2016/09/25 看取り
私が看護師として働き始めた28年前、病院で亡くなることが当たり前だった。患者さんにどんな最期を迎えたいか確認することもなく救命処置を行い、あらゆる機械に囲まれて、大事な家族は別室で、医療者だけがベッド周囲を取り囲み、心肺停止状態になってから家族を呼び入れ、お別れをしてもらう形がほとんどだった。時代は変わり、今はどんな最期を迎えたいと意思表示できる時代になりつつある。
当院に通う80代の男性は、白血病と診断されたが治療を望まず、自宅で家族と過ごすことを選んだ。その意思を家族も受け入れた。病状はおだやかに経過し、笑顔で通院していた。院長が学会で不在の日、病状は急変した。もしもの時を考え一時入院も検討したが、院長に電話で相談し、本人の意思を尊重し自宅へ帰る方法を選択した。「やっぱり家にかえりましょうか」と伝えると、それまで苦しそうにしていた表情を一変させ、満面の笑みで「家に帰っていいの?」と言われた。今でもその笑顔が忘れられない。その日の深夜、脈がありませんとの家族からの電話で自宅に駆け付けると、ベッドに横たわった状態で家族に見守られていた。医師が到着するまで、家族と一緒に体を拭かせてもらった。同居していたお嫁さんは、涙を流しながら「お父さんありがとうね」と声をかけながら丁寧に体を拭いていた。あの時、医師が近くにいないという理由だけで一時入院させなくて良かった。本人の意思を尊重できて良かった。こんなにあたたかい最期に立ち会えることができて良かったと心の底から思った。医師1人のクリニックで、在宅看取りを行っていくには様々な壁がある。その壁を理由に、患者さんの意思が尊重できない医療機関であってはならない。今の状況で出来る最善の策を常に考え取り組む医療者でありたい。長くお付き合いした患者さんの人生を、意思を尊重できる医療機関でありたいと、改めて誓う機会をいただいたと感じている。文責 看護主任 R.T
2016/08/12 Kirishima Extreme Trail 2016
Kirishima Extreme Trail ロング63Km、累積標高3800m完走。昨年完走できなかったリベンジの大会。1年かけて準備してきた。週末毎の40km走、体幹トレーニング、インターバル走を積み重ねた。栄養学に基づいた体重管理とコンディショニング。運動生理学に基づいた心拍数を意識したペース配分。12時間27分で完走できた。自分にできる小さな努力を積み重ねれば、不可能と思われることも可能になる。継続することの大切さ。トレイルランニングのみでなく、仕事を含め全てに通じる。改めて「継続は力なり」の言葉の意味、重みが初めて解ったような気がする。次は、Urtra Trail Mt Fujiに向けて積み重ねていきたい。
2016/06/14 9回目の開院記念日
6月5日、いつもの朝礼の後、スタッフから何気なく渡されたフォトブック。今までの病院の軌跡と未来に向ってのスタッフの思いが写真で綴ってあった。開院を決意してから今日までの記憶と思い出が、走馬灯のように蘇り、涙が止まらなかった。本当に、本当に、多くのみんなに支えられて今の病院があることを思い、改めて感謝の気持ちを深く胸に刻んだ。感謝の気持ちを持って真摯に謙虚にスタッフ全員で病院の理念である「安心の笑顔のために」を胸に刻み、10年目に向かってスタートする本当にいい素晴らしい日になった。
2016/03/06 鹿児島マラソン2016
第1回鹿児島マラソンが開催された。コースは桜島と錦江湾の景観を満喫でき、西郷隆盛銅像や鶴丸城、世界遺産である尚古集成館、霧島連山の山並みを身近に感じることができ、薩摩の歴史・自然・文化が走りながら堪能できるコースとなっていた。小生はランニングドクターして救護活動を行いながら走らさせてもらった。大きな事故・トラブルなく大会が終了でき、何よりであった。今後も、もっともっと鹿児島の魅力を県内・県外の多くの方々に感じてもらえるマラソン大会になるよう来年も参加したいと思った。
2016/01/12 ハッピーフェイスセミナー in 鹿児島
「iPS細胞を用いたパーキンソン病治療に向けて」
京都大学 iPS細胞研究所 高橋 淳 先生の講演。iPS細胞を用いたパーキンソン病の治療が、もうすぐ目の前まで近づいている。iPS細胞を治療にふさわしい、適切な目的の細胞に、適切な分化の段階に、適切な均一な細胞集団を癌化することのないようにデザインする。移植される側の脳の状態を、移植するiPS細胞が定着しやすい状態にトリミングし、移植後機能しやすい部位に適切な細胞数を移植する。一つ一つ丁寧に治療に向け、確実に段階を踏んでいる研究者の姿勢に感銘を受けた。日本デザインの最先端医療が世界のスタンダードになる日が近い。
2015/12/14 青島太平洋マラソン
恒例となった1年締めくくりの青島太平洋マラソン。通算10回目のフルマラソン。懐かしい宮崎の街中を1年ぶりに走る。好天に恵まれ無事完走。ギリギリサブフォー維持。完走後、宮崎の仲間と地元の肴と焼酎で時間を忘れて痛飲。いやー楽しかったな〜。また来年もがんばろ〜。
2015/10/20 スポーツドクター養成講座
10/17スポーツドクター養成講座に参加。
スポーツに必要な栄養・食事・飲料学、運動生理学とトレーニング効果を呼吸・循環系、内分泌・代謝系、神経・筋系に分けてそれぞれに対して理解を深める。より安全に運動を行うためのメディカルチェック、発達期、中高年期、性差を考慮した適切なトレーニング方法、トレーニング量について学ぶ。系統立ててスポーツの身体に対する影響、トレーニング効果を学ぶことができ大変有意義な時間となった。特に中高年者には、安全で適切な運動は、平均寿命ばかりでなく健康寿命を延伸する方法になり、健康な街づくりにつながる。安全なスポーツの楽しさを是非啓蒙していきたい。
2015/09/03 スタッフ募集
ながた脳神経外科では、診療内容充実に向けてスタッフを募集しています。外来専門の脳神経外科で、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞などの脳卒中急性期だけでなく、認知症(日本認知症学会認定教育施設)、脳卒中予防、生活習慣病など幅広い疾患に対応しています。様々な疾患に対し知識を深め学んで行くことが可能です。研修支援や、資格取得支援を行い、スキルアップできる環境を整えています。医療人として、常に学び、考え、自己研鑽し、患者さんを中心とする医療を行いたいと考えている方を、心からお待ちしています。詳細は、ハローワーク https://www.hellowork.go.jp/ 求人情報検索にてお願いします。
2015/07/21 Kirishima Extreme Trail 2015
Kirishima Extreme Trail の Long 60kmに参加。昨年のShort 30kmに続いての2回目の参加。スタート時から小雨と霧による視界不良と、長梅雨に伴うスリップしやすいコンディション。予定通りのペース配分でレースを展開するも、足元は想像以上に悪く、想像以上に体力を消耗。A2エイド35km地点で無念のリタイヤを余儀なくされた。1年間、この大会に向け準備していただけに相当に悔しい。自然と向き合うスポーツであり、天候に左右されることは致し方ない。厳しいコンディションの中でも完走するトレイルランナーがたくさんいる。どんな条件でも完走できる体力・走力・気力を常に自己鍛錬しなければと考える大会となった。また来年も必ずチャレンジする。もっと練習する。絶対完走する。でもほんと悔しい。
2015/05/10 横浜-横須賀 旅ラン
日本脳神経外科コングレスに参加した後、日本に唯一現存する戦艦「三笠」を観るため、横浜〜横須賀までの30kmの旅ラン。奇しくも、横須賀先の浦賀にペリー艦隊が来航したとき、幕末の志士達が駆け抜けた道でもあった。戦艦「三笠」は、日露戦争の際、薩摩の先人、東郷平八郎元帥が指揮し、バルチク艦隊を迎え撃った日本連合艦隊の首艦である。明治維新から、わずか30数年で、サムライの国だった日本国が、戦艦を購入し、日本国と日本国民の主権を守るため、獅子奮迅した戦である。先人達の努力と苦難の歴史に、思わず涙がこぼれた。「神明は、唯平素の鍛錬に努め、戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足し、治平に安ずるものより直ちに之を奪う。古人曰く、勝って兜の緒をしめよと」連合艦隊解散の辞に胸を撃たれた。今の日本は、兜の緒をしめているだろうか? あらためて、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読み返したくなった。
2015/03/27 高齢者疑似体験
職員全員参加によるミーティングを利用して、高齢者疑似体験を行った。疑似体験装具(ヘッドホーンや特殊眼鏡、手足の重りなど)を装着して、右麻痺、円背、難聴、視野障害の想定で疑似体験。想像している以上に動きづらく、視野がせまく、周囲の声が聞き取りにくい。肉体的な困難だけでなく、周囲から孤立しているような精神的な疎外感もあるように思われる。高齢者の身体状況、精神状況を考慮し、安心かつ安全な医療を行う必要性を改めて感じることのできる、大変いい機会となった。病院のなかだけではなく、患者さんの家庭環境、生活環境まで考慮し診療を行っていかなければならない。
2015/02/22 医師としての成人式
2月22日、45歳の誕生日を迎えた。今年は医師として20年目になる節目の年である。生まれた赤ん坊が成人になるように、医師として、よちよち歩きだった小生が、数多くの先輩や、仲間、患者さんに育てられて20年目を迎えさせてもらった。今まで小生が享けた御恩、御指導を肝に銘じて、医師としての成人として今後少しでも社会貢献・地域貢献できるよう励んでいきたい。
2015/01/17 第3回おやっとさーの集い
おやっとさー(鹿児島弁でおつかれさま)
3年前に始まったこの会。当院で介護サービスを利用している患者さんの病院の中では知り得難い介護現場での姿や生活情報を知りたいと思い、担当して頂いているケアマネージャーさんや、介護スタッフ、地域包括支援センターとの交流会を一年の感謝の気持ちを込めて飲み会の形で始めた。当初は、お互いの顔がわからず、名刺交換の自己紹介から始まった。第3回になると、参加者は初回の倍近くになり、互いの顔や性格、医療に対する考え方などがわかるようになり、患者さんを中心とした支援チームができてきはじめたように思える。お陰で、医療介護連携がスムースに行えるようになり、よい医療・介護・生活支援につながっている。数多くの在宅医療会議が開催されているが、昭和生まれの焼酎好きの小生は、ノミニケーション(飲ん方)の会議がやっぱ一番好きだな〜。
2014/11/22 脳神経疾患カンファレンス
宮崎県にて脳神経医療を行っている鹿児島大学脳神経外科教室の同門が集まった勉強会に参加させて頂く。けいめい記念病院の岡原一徳先生から「認知症高齢者の薬物治療の留意点」の御講義。認知症が痴呆症と言われていた頃から認知症に積極的に取り組んでいた先輩である。これから増加するであろう80歳以上の認知症患者の治療をいかに行うか。経験豊富な裏付けに基づいての内容で改めて勉強になった。
2014/09/01 北アルプス
夏の休暇を利用して、北アルプスへ。上高地〜横尾谷〜涸沢カール〜ザイテングラード〜奥穂高岳〜吊尾根〜前穂高岳〜重太郎新道〜岳沢小屋〜上高地の2泊3日のショートトリップ。あいにくの雨。北アルプスの中でも、きっての難コース。国際山岳ガイドの導きにて無事縦走。最後の岳沢パノラマの一瞬だけ雲が晴れる。北アルプスの絶景を見ることができた。この一瞬のためだめにでも登った価値がある。本当に素晴らしい景色だった。言葉では言い表せない。この一瞬を、難コースの中導いてくれたガイドに感謝である。難しいコースを如何に安全にガイドするか、プロ意識に感銘を受けた。登山ガイドだけでなく、医療を含むすべての仕事に通じるプロ意識である。
2014/08/01 第2回認知症ケースレポートシンポジウム
第2回認知症ケースレポートシンポジウムに参加。その中で、大分大学 松原 悦郎先生による 「アルツハイマー型認知症:新薬開発へのアプローチ」をテーマに講演を拝聴。一つ一つ疑問を解決し、真実にアプローチし、新薬開発につなげていく。研究者としての真摯な姿勢に感銘をうけた。アミロイドβオリゴマー抗体によるアルツハイマー病の病態進展抑制、よい結果となり、臨床治験が早急の進むことを期待する。
2014/07/23 エクストリームトレイル
念願だったKIRISHIMA EBINOKOGEN EXTREME TRAIL 2nd(http://universal-field.com/event/kirishima-ebino-extr)に参加。日本ジオパークである霧島・えびの高原を32kmのトレイルランニング。この日のために、トレーニングを積み重ねてきた。スタート時に転倒し、最後尾からの追い上げとなった。自分の肉体と精神に自問自答しながら自然と一体となり5時間25分で走破した。最後は、かなり限界に近かったが、115人を追い抜き39位でゴールできた。己にとって困難と思われることにチャレンジすることができる今の環境に感謝である。「来年は、ロングコース」とは言えないほどのタフさだった。
2014/05/30 都城市認知症市民公開講座
平成26年5月31日(土)14:00〜16:00 都城ウェルネス交流プラザにて、「あきらめないで相談しよう、認知症のこと -認知症になっても安心してくらせるまちに- 」 をテーマに市民向け講演をさせて頂きます。事前申し込み不要でどなたでも参加できます。少しでもお役に立てる内容の講演にしたい。
2014/05/09 鹿児島県医師会特別講演会
日本医師会 横倉義武会長からの日本医師会の医療政策についてに講演。日本医師会は、国民の生涯にわたる健康で文化的な明るい生活を支えるため、今後も、世界に冠たる国民皆保険性の堅持を主軸に、国民に求められる医療提供体制を維持し続けなければならない。「老後が不安である」と考える必要のないような医療政策を今後とも、行政、財政と連携し主導していかなければならない。
2014/04/15 さくら吹雪かず
今シーズンの本命レースのさがさくらマラソンに参加。昨年の第1回大会で、自己ベストをだした相性のいい大会。さくらは満開、風も心地よかったが、、、、またしても35km過ぎから失速。心がぽきぽきっと折れてのゴールとなった。さくら吹雪かず。ゴール後に『うまく走れないなー』とつぶやく心の折れた小生に、隣のランナーから『だからおもしろい。だから何度でも挑戦するんだよ。また来年も会おう』との言葉。また一から作り直して来シーズンに向かおう。心がつながるのに2週間程度かかったが、懲りずに、福岡cityマラソンエントリー完了。
2014/02/23 初優勝
趣味の登山、マラソンのトレーニングを兼ねて、初めてトレイルランニング大会に出場した。UFグランプリ宮崎シリーズ2014 第2回北郷森林セラピートレイルランニング ショートの部に出場。自然の森の中を、累積標高1000m、10kmのランニング。いつものマラソンと異なり、自然と一体感が、最高に心地よかった。ペース配分が難しかったが、なんと総合3位、クラス別優勝の結果だった。生まれて初めてのオープン大会での優勝。感無量。アットホームな雰囲気の、配慮の行きとどいた大会運営に感謝である。
何人出場したかは、絶対検索しないでくださいね。
2014/02/19 認知症ケア専門士試験合格
先日、行われた認知症ケア専門士の試験を、当院スタッフが受験し、無事合格した。忙しい中、時間を工面し勉強していた様子だった。頭が下がる思いがする。資格試験を受験することは、とても重要だと思う。結果だけでなく、資格に相応しい知識・技能・姿勢・考え方が、身につくからである。取得した資格は、取得したのみでは意味がない。それを活用して初めて意味を成すものである。活用する心構えが重要であり、その心構えの形・大きさ・方向性によって価値が決まってくる。小生が先般取得した日本認知症学会の専門医・指導医資格とあわせて、取得した資格が意味あるものになるよう、今後も病院スタッフ全員で地域医療に貢献していきたい。
2014/01/19 第13回さざんか園シンポジウム
「認知症になっても住み慣れた地域で暮らせる街づくり」をテーマに5人のシンポジスト(包括支援センター、ドクター、自治会長、民生委員、ケアマネージャー)によるシンポジウムが行われた。地域の関係性が希薄になっている現代にあって、「自分達にできることは、何か?」を常に考え、それぞれが、責任を持って前向きに取り組んでいる姿が印象に残った。常に今の方法でよかったか、真摯に振り返りながら「その人にとって望む幸せな生活とは何か?」をありきたりの基準に当てはめず、オンリーワンの方法を導き出していく。常に現状に満足しないよりよい医療・介護ができるよう今後とも取り組んでいきたいと、あらためて強く思った。文責 看護師 R.T
2013/12/8 青島太平洋マラソン
2013年の締めくくりに、昨年に引き続いて2回目の青島太平洋マラソン(通算6回目のフルマラソン)に参加。雲ひとつなく、風もない絶好の気象条件。体調も万全。今年1年間で30km走を6回やってきた。自己ベストを狙うべくスタート。10km地点までは、抑えて走るも、15km地点からペースが上がってしまって、突っ込み気味。30km地点までは、自己ベストを更新できるタイムであったが、そこから急激に失速。やっとの思いで何とか自己ベストには遠く及ばないタイムでゴール。ギリギリサブフォー。何回走ってもマラソンは難しい。また来年、練習内容を見直し必ず再チャレンジする。いつか必ず3時間30分をきってみせる。
2013/10/27 高隅山縦走
5:00垂桜コースから出発。6:50に大箆柄岳に登頂。天気快晴、眺望最高、小箆柄岳をパスし、スマン峠を経て8:50に御岳に登頂。雲ひとつない360度の大パノラマ。霧島連山、開門岳、屋久島まで視界良好。妻岳、双子岳、平岳、横岳へ、妻岳から横岳までは、踏跡のはっきりしない部分もあり。11:00に横岳に登頂。横岳から白山への途中でGPSの電源がダウンし、登山道をロスト。高度計と方角を頼りにすすむも白山への登山道にはもどれず、横岳、北登山道に下山。横岳から垂水に戻るには、刀剣山を越えて戻るルートしかない。刀剣山を越えて14:30に猿が城渓谷キャンプ場に下山。走行距離20km、累積昇降度3000m、行動時間9.5時間、8峰制覇。登山道をロストしたときは、かなり冷や汗をかいた。GPSに頼らず、基本の地図とコンパスの重要性を改めて認識。
2013/10/07 認知症予防〜脳と心の若返り〜
2013/10/13 午前9:30〜 松原上自治公民館にて、上記内容で90分間の予定で講演をさせて頂きます。認知症サポーター要請講座も兼ねています。認知症に関心がある方は是非いらしゃってください。
問い合わせは、リハケアウイング0995-65-7200まで
2013/08/04 日本認知症学会専門医試験
日本認知症学会認定専門医試験受験。試験を機会に認知症全般の知識の整理・整頓及び、再確認、また新たな見識を広げるよい機会になった。現在、姶良・霧島地区には、認知症学会認定の専門医が存在しない。これから増加するであろう認知症患者の方々に適切な診断、治療、介護、支援を行い、地域医療に貢献できればと思う。
2013/05/10 世界遺産屋久島
5/3-5 南海の洋上アルプス屋久島で(モッチョム岳、宮之浦岳、白谷雲水峡)の縦走登山を行った。太古から、脈々とつながる自然の中に溶け込んでしまった自分がいた。写真では、切りとれず、言葉では、表現が難しいほどの素晴らしい楽園だった。自然とからだが響きあう旅だった。1世代前、2世代前の倒木した杉の上に3世代目の大きな杉の木がまっすぐに伸びている3代杉。世代(先祖)に支えられ現在の自分がいることをあらためて感じさせてもらった。今、自分が存在していることに感謝し生きていかなければならない。3日間ともに過ごした最高の仲間と、配慮の行き届いたガイトをして頂いた山岳太郎の皆さまに感謝である。
2013/03/01 宇宙からのメッセージ
宇宙飛行士である山崎直子先生の講演「宇宙からのメッセージ」を拝聴する機会を頂いた。宇宙飛行士を志した動機、候補生に受かるまでの過程、宇宙飛行士になり宇宙に行くまでの過程を、何事の苦労もなかったかのうようにお話しされた。困難辛苦があったはずである。候補生になっても飛べない飛行士も沢山いるのだから。期限のない努力、結果が伴わない可能性もあることに努力し続けることは並大抵のことではない。山崎先生の座右の銘は「ニーバーの祈り」とのこと。O God give us. Serenity to acccept what cannnot be changed, courage to change what should be changed, and wisdom to distinguish the one from the other.素晴らしい言葉である。
2013/02/05 Meet The Expert
新規抗凝固薬を考える会「ダビガトランによる心房細動に伴う脳梗塞の二次予防」に参加。鹿児島県内の脳卒中医療に携わっているドクターによるセミクローズの会合。脳梗塞と脳出血は、表の裏の関係であり、相反する治療を行わなければならない。それぞれの危険因子を可能な限り少なくし、適切な抗凝固薬を使用する必要がある。新規抗凝固薬は、従来のワーファリンと異なる作用を有し、出血合併症を少なくし、塞栓予防効果が高い。新薬の恩恵が受けられるよう適切に使用していかなけらばならない。
2012/12/9 第26回青島太平洋マラソン
2012年の締めくくりに、青島太平洋マラソンに参加。懐かしい風景、懐かしい思い出に想いを馳せながら、開業前に5年間住む親しんだ宮崎を走らせてもらった。昔からの仲間の応援が心地よかった。元気な高校生をはじめとするたくさんのボランティアのお陰で気持ちよく走ることができ、自己ベスト3時間43分で完走。目標の3時間30分には届かなかったが、またトレーニングをし、来年を楽しみに参加したい。
2012/11/25 第12回 さざんか園シンポジウム
「地域包括ケアシステムの行方〜今求められる連携とは〜」に参加。地域とのネットワーク作りを目標に顔の見える関係づくりに努めた結果、ケアマネとの連携がとりやすくなった。一人暮らしや認知症など、それぞれ抱える問題は様々であり、解決方法もまた一つではない。職種を超えたみんなの協力で解決していく意識が必要である。今後、現場の声、行政の声、双方の声を聞きながら医療の自分達にできることはと考えて行く必要がある。地域包括ケアシステムを有効にしていく答えは「地域にある」ことを忘れず姶良市での方法を前向き思考で導く出していきたい。文責 看護主任 R.T
2012/10/28 第31回日本認知症学会学術集会
認知症-臨床知と脳科学の融合-に参加。興味あるシンポジウム、発表が多かった。特に京都大学の-iPS細胞作製技術を用いた認知症研究-が素晴らしかった。今まで人体でしかできなかった臨床治験に相当するものが、iPS細胞を用いて可能になる時代が近いことを感じさせた。創薬の大きなパラダイムシフトが起き、新薬の開発が加速する。アミロイドカスケード説の証明、認知症治療薬の開発が進むことが大きく期待させる。世界初の技術・開発が日本から生まれることが嬉しい。
2012/09/22 認知症サポート医養成講座
9/22.23の両日、認知症サポート医養成講座に参加した。高齢者の1/10が認知症になる今後は、地域独自の認知症医療支援体制を構築していく必要がある。地域医療機関、地域包括支援センターとの、今まで以上に顔の見える連携ができるよう努力していきたい。認知症サポート医として相応しい活動を行い、地域に貢献できるよう、今まで以上研鑽したいと改めて感じた。
2012/08/02 第1回在宅医療推進研修会
「これからの在宅医療にどう取り組むか」に参加。団塊の世代が高齢化を迎える2030年代に向かって、これからの地域医療には、在宅医療が必要不可欠になり、診療所、かかりつけ医の役割が大きくなって行く。ご自宅での医療・介護を希望される患者様・御家族の望みと期待に応えられるよう、今まで以上に取り組んでいきたい。共に参加した看護師、薬剤師の在宅医療に対する熱い思いが嬉しかった。
2012/06/05 開院5周年
開院5周年を無事、迎えることができた。本当にいろいろな方々のお陰だと思う。本当に感謝である。日々、医療をできる喜び、働ける喜び、仕事をさせてもらえる喜びを感じさせてもらっている。開院に際しお世話になった方や、日々お世話になっている方、懐かしい仲間からの心のこもった思い掛けない贈り物まで頂いた。感謝の念を忘れず、努力する気持ちを忘れず、初心を忘れず、今後も取り組んで行きたい。
2012/05/22 地域看護連携会議
昨年に引き続いての参加。急性期医療、回復期の病院、クリニック、訪問看護ステーション、保健所など、多種多様の医療機関が集まり、地域全体の看護の質の保持と向上を努めることを目標に、年3回の会議と研修会が行われる。参加することで、この地域の現状が把握でき、今、自分達が取り組んでいく事を、振り返り、考える機会になっている。顔の見える関係作りを行いながら自分達のスキルアップ、そして患者さんへの還元ができればと思う。地域看護連携会議を企画・運営してくださる霧島医療センター地域連携室、関係各位に感謝いたします。文責R.T
2012/04/22 第7回日本認知症学会教育セミナー
認知症教育セミナーに参加。「前頭側頭葉変性症の分子病態とそれに基づく診療の進歩」、「わが国の認知症対策:最新の取り組み」、「認知症画像研究の最先端とその臨床応用」の3つのセミナー。前頭側頭葉変性症の臨床症状、病理所見、遺伝子所見、分子蛋白所見の最新の知見を学ぶ。適切な臨床診断のためには、臨床症状と病理所見に裏打ちされた洞察が必要である。画像診断においてはMIBGシンチが保険適用となり、Lewy小体型認知症の早期診断に期待される。日本の世界に先駆けた認知症対応がグローバルスタンダードになるよう医療界全体で取り組むことが大切である。
2012/03/22 糖尿病学術講演会
「糖尿病性腎症の病態と治療」に参加。糖尿病の患者に認められるアルブミン尿は、心血管イベントの独立した危険因子であり、そのうち30%の患者は、急速に腎機能が悪化する可能性がある。早期に診断し、集学的治療を行えば50%の方は寛解可能である。今後増加するであろう糖尿病も患者が、人工透析に移行しないよう早期診断・早期治療を行わなければならない。
2012/02/19 第1回熊本城マラソン
2/19 熊本城マラソンに出走。雪がちらつくあいにくの気象条件。30km地点までは、自己ベストを大幅に更新できそうなレースペース。ここからゴールまで5つの坂がある。3つ目の坂で完全に脚をもっていかれた。ラストの熊本城本丸までの坂は、40km走破してきた脚にはかなり過酷だった。なんとか自己ベスト3時間48分でゴール。流石難攻不落の熊本城。簡単に攻略させてくれなかった。恐るべし「武者返し」、恐るべし「熊本城」、恐るべし「加藤清正公」。いつの時代も「薩摩隼人」にとって熊本城は攻略し難しである。
2012/02/18 在宅・医療・福祉交流会
在宅・医療・福祉交流会に参加。 「老後も生まれ育った地域で暮らしたい」 そのためには、地域で支える各職種のネットワーク作りがとても重要になってくる。患者さん主体で物事を考えすすめていく重要性、また画一的なサービスではなく、各個人のライフスタイルに合わせたケアが必要で、その為には各職種が垣根をこえ連携し支えあう事が大切である。また、連携をはかる為には、各職種お互いの顔が見える関係作りが必要で、日頃から繋がりを持ち、相談をしたり情報交換ができる関係性が必ず患者さんのケア向上に還元できると思う。色々な方々と名刺交換をしながらお話することができたことは、とても得る物が大きかった。ケアマネージャー試験に合格し実務実習中の私にとって、各職種の方から聞く現場の声は、とても興味深く勉強になった。今後の活動にぜひ生かしていきたいと思う。文責:看護師 R.T
2012/01/20 適正な抗凝固療法を考える会
「適正な抗凝固療法を考える会」に参加。心房細動が原因で脳塞栓症になる症例の約50%が適切な抗凝固療法を行っていない。脳塞栓症は一度発症すると重篤化し、後遺症を残す可能性がたかい。現在ではワーファリンに加えて直接トロンビン阻害剤が使用可能となっている。心房細動の危険性を啓蒙し、新薬の恩恵が受けられるよう、適切な抗凝固療法を行わなければならない。
2011/12/09 ケアマネージャー合格
先のケアマネージャー試験に当院の看護スタッフが無事合格した。合格率13%の難関だった。本当に嬉しかった。勉強の最中、たくさんの患者様から、応援を頂いていたようだった。これから、益々、よりよい医療・介護が提供できるようスタッフ一丸となって頑張っていきたい。
2011/11/17 ブレイントーク研究会
「脳ドックにおけるMRI画像診断のポイント -無症候性脳病変の読影力向上のために-」に参加。無症候性の脳病変を正しく診断するためには、T1強調画像、T2強調画像、FLAIR画像、またはプロトン画像を用いて、それぞれの画像特性を理解し、最適な撮影条件で撮影し、診断診断しなければならない。基本に忠実であることは、すべての医療行為に通じるものだ。基本に忠実に、初心を忘れず努力したい。
2011/10/09 初フルマラソン
生まれて初めてフルマラソン(筑後川マラソン)に参加。0-30kmまでは余裕をもって走れたが、30kmから暑さのためからか失速。35-40km 悶絶。40-42.195km 走るだけで精一杯。やっとの思いで3時間51分でゴール。35kmを過ぎてからのグリコーゲン枯渇状態からは、本当にしんどかった。久留米ラーメンの様に、腰のある麺と、切れのあるスープの様には走れなかったが、楽しかった。大学時代の同級生のW.Dが参加していたが3時間切っていた。いつかはサブ3達成してみたい。気持ちよく走らせてくれた大会関係者とボランティアの皆さん、お守りまで準備してくれた当院スタッフに感謝。
2011/09/19 笑顔とこころでつながる認知症医療
認知症の治療や介護に携わる人たちの声を広く発信し、ともにこの病気について考えるサイトである「笑顔とこころでつながる認知症医療」に鹿児島県内の医療機関として初めて取材をうけた。当院のスタッフ全員の認知症の対する取り組みや、考え方、医療に対する心構えが、評価された結果だと思う。スタッフの頑張りに感謝するとともに、これからも慢心せず、真摯に医療に取り組んで行きたい。http://www.rivastach.jp
2011/09/8 パーキンソン病学術講演会
「パーキンソン病治療のポイント〜最新の知見をふまえて〜」に参加。パーキンソン病治療ガイドラインに沿った内容。パーキンソン病の治療のついては、現在の症状のみではなく、20年、30年先の人生を考えながら治療することが重要である。今後、遺伝子レベル、蛋白レベルでの研究が進み、よりよい治療ができるようになればと思う。
2011/08/27 地域看護研修会
「もう一度見直そう感染対策の実際」に看護師が参加。感染対策を考える視点を身につけることが重要であり、5つのS(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)が必要。姶良地域の医療機関から80名を超える参加者があり関心の高さを感じた。地域で研修会を設けて頂けることに感謝したい。当院のモットー(自分達で清掃を丁寧に行う)は、感染対策の一番大事なことを、日頃から行っていると嬉しく思った。清潔感を持ち続ける事、整理・整頓を意識していく事が、感染対策を考える視点を身につける第一歩だと感じた。 文責:看護師 R.T
2011/08/26 シオノギ・リリーWeb講演会
精神科薬物療法の適正化 -新規抗うつ薬の動向を踏まえて- に参加。うつ病の薬物治療については、脳内の3つのホルモンである、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンを意識し、患者様の症状を考え、治療をする必要がある。間接的にせよ、直接的にせよ、脳内ドーパミンの適正化が最終的に必要である。従来の治療法に加え、新しい治療薬の選択しが広がることは、患者様にとって大変望ましいことである。
2011/6/24 第12回霧島・姶良地区認知症研究会
「認知症地域ネットワークの重要性について」 熊本大学 池田 学 先生の御講演。認知症対応の熊本モデルについての内容。患者、家族、医療機関、地域包括支援センター、認知症基幹病院が中心となり、“顔のみえるネットワーク”を構築することにより、より安心・安全な医療・介護が行え、家族の負担も減らすことができる。家族にかわる地域でのケアができるように、姶良地区でもネットワークを作っていきたいと強く思った。
2011/05/11 最新の抗凝固療法学術セミナー
最新の抗凝固療法学術セミナー「心房細動治療のパラダイムシフト」に参加。心房細動に起因する脳塞栓症の発症予防に直接トロンビン阻害剤が使用できるようになった。従来のワーファリン以上に脳塞栓症の予防効果が期待でき、出血性の合併症が少なくなる。ワーファリンに必要であった食事制限(特に納豆)が不要になり、大変喜ばしい。加齢に伴い、心房細動の有病率は上昇する。ひとたび、脳塞栓症を発症すると重度の後遺症が残ることも多い。CHADS2 scoreにのっとり、厳密に発症予防を行わなければならない。
2011/04/05 第2回 【体に美味しい話】
第1回【体に美味しい話 (おやっとさぁの集い)】は、多数の患者様、御家族に参加して頂き、盛況にて主催することができました。勉強にもなり、笑いもあり、今まで以上に健康に関する理解が深まったとの感想を頂きました。
第2回のテーマは、「たかが肥満、されど肥満」です。4/15(金)PM2:00-3:00、4/18(月)AM10:30-11:30、当院リハビリ室で行う予定です。
2011/03/22 東北地方太平洋沖地震
想像を絶する大震災が起こり、数多くの尊い命が亡くなった。震災に遭われた方々、またその家族の方々のことを考えると、言葉では表現できない胸の苦しみを感じる。震災の現場で、身を危険にさらし、消火作業にあたっている方々、救助作業にあたっている方々、復興作業にあたっている方々、全国各地で後方支援を行っている方々。またそれを支えている家族の方々の日本のために身を尽くす熱い気持ちに胸が熱くなる。日本国民が、皆で協力して、一人一人できることを行えば、必ず復興できる筈である。がんばろう日本。
2011/01/31 体に美味しい話
2011年2月から、「聞いて得する、食事・運動の アレ・コレ」 と題し、毎月2回 【体に美味しい話 (おやっとさぁの集い)】を開催することになりました。いままでの個人的栄養支援に加えて、もっと気軽に自分の身体・健康について考える機会になればと考えております。2月のテーマは、「糖尿病になる前に」を行います。2/14(月)、2/28(月)の両日 AM10:30-11:30まで、当院リハビリ室で行う予定です。ご家族、ご近所お誘い合わせの上、お気軽にご参加頂ければ幸いです。尚、料金は無料です。
2010/11/26 鹿児島県内科医会学術講演会
「CGM(持続血糖モニター)からみた糖尿病治療戦略」に参加。体内に24時間の血糖測定機を留置し、様々な糖尿病治療薬による24時間の血糖変動の違いを検討した内容。治療薬により血糖値の変動の幅は大きく異なり、脳、心臓の合併症を少なくするためには、従来の治療効果判定のみでなく、血糖値の変動の幅を踏まえて、より上質な血糖管理を行わなければならない。非常に興味深く、面白い内容であった。当院で行っている糖負荷試験の重要性を改めて再認識できた。いままでより良い治療ができるよう今後の治療に反映させていきたい。
2010/11/09 学会発表
11/19(金)第26回日本脳神経血管内治療学会学術総会に参加し、ポスターセッションP2-16-04 演題【 Dsital Protecion deviceの流量保持能力とdebris捕捉能力の検討】で、研究結果の学会発表を行います。このため、11/19(金)は、終日休診とさせて頂きます。お間違えのないようよろしくお願い致します。 尚、学会の内容の詳細は、こちらで御確認下さい。(http://www.congre.co.jp/jsnet2010/index.html)
2010/09/11 順天堂糖尿病アカデミー
2010/9/11-12の両日、順天堂大学主催の糖尿病アカデミーに参加させて頂いた。糖尿病の大家である「河盛 隆造」先生から糖尿の診断、食事・運動慮法、薬物療法について、最新の知見を交えて、非常に解りやすく、大変ためになる御講義を受けた。糖尿病に対する理解がより深まり、また今まで感じていた疑問点がクリアカットに解決され、大変有意義な1日になった。より早期から、治療を行わなければ糖尿病に伴う合併症をなくすことができない。糖尿病の合併症の一つである脳卒中に関わる「脳神経外科医」こそ、糖尿病の治療をより積極的に行わなければならない。この素晴らしい企画に携わり、御尽力して頂いた関係者に深く感謝する。
2010/07/11 ステント研修会
新しい血管内治療の機器である、Carotid Wallstent と Filterwire EZの研修会に参加した。Carotid Wallstent と Filterwire EZ は、頸動脈狭窄症の患者様に使用する機器であるが、従来の治療機器よりもかなりサイズが小さくなり、操作性が改善されてる。また術中の合併症を少なくするための、様々な改良がなされている。今まで以上に良い治療成績が期待できそうであり、患者様にとって素晴らしいことである。最新の知識、技量を絶え間なく研鑽するよう日々努力しなければならない。
2010/05/28 鹿児島市内科医会学術講演会
「直接的レニン阻害剤の特徴と使用上のコツ」に参加。レニン-アンギオテンシン系の起点に位置するレニンを抑制するアリスキレンについての講演。今までの降圧剤である、ACE阻害剤、ARB以上に腎臓保護効果が期待できる薬剤。糖尿病性腎症の患者様にARBにアリスキレンを上乗せすることで、糸球体ろ過量を維持しつつ尿蛋白を減少させることができる。糖尿病で腎機能が悪化した患者様に早期から積極的に使用することで腎機能の悪化を防止し透析への移行を予防できる可能性がある。軽度腎機能低下の患者様には非常に朗報である。
2010/03/01 管理栄養師
3月1日、念願の管理栄養師が就任した。今まで要望の多かった管理栄養師による生活習慣病患者様に対する食事療法が可能となった。投薬による治療のみでなく、食事支援・運動支援を通じて患者様の健康に少しでもつながればと期待している。本日から早速栄養支援を行って頂いた。担当管理栄養師の情熱的栄養支援に患者様も大変満足されていた様子。今後の治療成果が大変楽しみ。
2010/02/26 第2回南九州脳神経血管内治療研究会
『CAS治療の疑問』に参加。小生の血管内治療恩師による内頚動脈狭窄症に対するステント治療についての講演。小生の恩師は、CAS治療の先駆者であり、数多くの症例数を経験されている。得られた臨床研究dataから様々なevidenceを提示して頂いた。その中で小生の論文を複数引用して頂き、大変光栄な気持ちになった。講演会後の懇親会では国内留学当時の話で時間を忘れるほど楽しい時間を過ごさせて頂き、とても幸せな気持ちにさせて頂いた。恩師のますますの御活躍を祈願す。
2010/02/19 第10回霧島・姶良地区認知症研究会
『認知症の理解とケア 〜笑顔に会いたくて〜』に参加。アルツハイマー型認知症、ピック病の患者様に対する生活療法のついての講演。ピック病に対する生活療法により、周辺症状の改善が期待できる。ピック病には、これまで有効な対応策がなかっただけに、治療に関わるケアスタッフにとって今後に向け非常にためになる講演であった。
また講演会終了後、小生が当研究会の世話人に就任することになった。世話人の名に恥じぬよう研鑽を積まねばならない。
2010/02/12 霧島漢方講演会
『脳卒中リハビリと漢方』に参加。脳卒中リハビリに積極的に漢方治療を併用することで、従来よりも早い機能回復が可能となるとの講演内容。すばらしい講演内容であったが、それ以上に講演を行った先生の、患者様に対する真摯な考え方と医療姿勢に大変感銘を受けた。医療は生命を治療するだけでなく、生活を支え、生きていく喜びを患者様と共感することができる。『共感できる医療』すばらしい理念だと感じた。
2010/02/09 心筋炎
19:00 初診の患者様。時間外診察の要請。午後からめまいがするとのこと。来院して頂き診察を行う。神経所見に異常はない。血圧がやや低く、脈がやや早い。下肢のむくみがあり、呼吸がやや早く心不全の兆候がある。心臓疾患の既往はないが、1週間前から感冒症状あり、心筋炎の可能性が拭い去れない。お世話になっている循環器内科に紹介させて頂き、心臓超音波検査を依頼。心室中隔がほとんど動いておらず、駆出率が30%であり心筋炎の可能性が高く、CCUで治療を開始します との報告を受ける。時間外にもかかわらず診察して頂いた循環器内科に感謝。早く元気になってほしい。
2010/01/29 第398回姶良郡内科医会
『うつ病と認知症は鑑別できるか?』に参加。うつ病と認知症はオーバーラップしていることがあり、極めて早期の場合には鑑別が困難な場合がある。当たり前だが、通り一遍等ではなく、患者さま一人一人丁寧に診察を行うことが最も基本的であり、重要である。丁寧に認知機能検査を行い、必要に応じて画像検査を行い、疑わしい場合には脳血流検査を行う。当院の治療方針の妥当性を再確認できることができ、大変意義深かった。
2010/01/19 霧島・糖尿病セミナー
『2型糖尿病の治療戦略2010』に参加。境界型糖尿病は、糖尿病と同じく、動脈硬化症が進展し、脳梗塞、心筋梗塞につながる。今後増加が予想される糖尿病の患者様が少しでも増えないよう、脳梗塞にならないよう、今まで以上に境界型糖尿病(耐糖能異常)の患者様に積極的介入を行わなければならない。糖負荷試験の重要性を改めて再認識した。投薬治療以上に啓蒙を行い、食事支援・運動支援を通じて患者様の健康につながるよう努力していきたい。
2009/11/15 祝・結婚式
以前お世話になっていた病院の後輩ドクターの結婚式に招待頂き参加させて頂く。新郎・新婦の輝かしい笑顔と希望に満ち溢れた幸せ一杯の表情、懐かしい先輩・同僚・後輩の以前と変わらぬ元気な笑顔、新郎上司の真心のこもったスピーチ、おもてなしの行き届いた結婚式に、楽しさ、幸せ、これからの勇気を頂いた。
2009/11/1 中庭改装
開院当初からの念願だった中庭の改装が遂に完成した。病院のシンボルツリーの『けやき』の下を芝生からカルチャードブロックの石畳に模様替え。職人さんの丁寧な仕事により想像以上に素敵な出来栄え。病院のエントランスから中庭までが一体となり、今まで以上に明るく開放的な雰囲気になった。気候のいい時期には、ベンチを設置し『けやき』の下でのTea Timeが楽しめそう。
2009/07/10 第9回霧島・姶良地区認知症研究会
『認知症の早期診断と治療・支援について』に参加。
認知症について、パラメディカル向けへの総論的内容のわかりやすい講義。あらためて当院での認知症治療方針の妥当性について、再確認できる内容であった。認知症の治療・支援は、医療機関のみならず、地域行政全ての問題と捉え対策を採らなければならない。医療機関の社会的使命として、より積極的啓蒙活動を行なっていかなければならない。
2009/07/01 鹿児島県医師会学術講演
『腎機能低下の恐怖―患者様に伝える4つの教え−』に参加。
腎機能低下の重要性についての講演。軽症の腎機能低下であっても心筋梗塞や、脳卒中になりやすくなる。腎機能を維持するためには、患者様ごとにステージを正確に評価し、塩分制限、カロリー制限、脂質制限を行い、且つまた適切な薬剤を用いなければならない。より早期からの治療介入が重要であると再認識した。
2009/06/30 Cityあいらセミナー
『脳卒中のリハビリテーションについて』に参加。
脳卒中のリハビリテーションについて、基礎から総論までのわかりやすい講義。特に興味深かった点は、視床出血や視床梗塞に対し、早期から深部感覚刺激を行なうことにより、将来の視床痛をかなりの高確率で予防できるとの研究報告。視床痛は、一旦発症すると極めて治療が困難であるため、積極的予防治療を行なわなければならない。
2009/06/19 鹿児島県内科医会
『大きく変貌するコレステロール治療の考え方―トランスポーター阻害剤の重要性―』に参加。
新しい高コレステロール治療薬であるエゼチミブについての基礎データの説明。従来からのコレステロール合成阻害剤と異なり、腸管からの悪玉コレステロールの吸収を抑制することにより血中悪玉コレステロールを改善する薬剤。食生活の欧米化、ファーストフード化に伴い、悪玉コレステロールの過剰摂取が多い現代の食生活には、極めて理にかなった治療薬であり、従来の治療薬との併用により、よりよい治療効果が期待できる。従来の治療薬で治療効果不十分な場合には、積極的に併用すべきと考えられた。
2009/06/05 開院記念日
3回目の開院記念日を無事迎えることができ、これまで支援して頂いた皆様に感謝するいい1日となった。開院に際しお世話になった方や、宮崎の病院で勤務していた頃の、懐かしい仲間からの心のこもった思い掛けない贈り物まで頂いた。その日1日中、幸せな気持ちで過ごさせてもらった。感謝の念を忘れず、努力する気持ちを忘れず今後も取り組んで行きたい。
2009/05/11 休日当番医
2009/5/17(日)は休日当番医となっています。診療時間は午前9:00〜午後5:00までとなっています。お間違いにならないよう宜しくお願い致します。
2009/04/30 胡蝶蘭の開花
2009/4/30 当院で大切に育んでいた胡蝶蘭がついに開花。開院の祝いに頂いた胡蝶蘭であり、3回目の開花である。紫胡蝶蘭、白胡蝶蘭が艶やかに咲き誇り、外来患者様のみならず、病院スタッフも心癒されてる。胡蝶蘭の多年咲きは、大変難しいと聞いている。病院スタッフの愛情のこもった育成の賜物である。
2009/04/24 姶良郡内科医学術講演会
2009/4/24 姶良郡内科医学術講演会『厳格な血圧管理をめざした高血圧治療』に参加。JSH2009のガイドラインに沿った講演内容。1剤で治療抵抗性の場合での2.3剤併用の組み合わせ方法の再確認。降圧目標、臓器保護目標を念頭に、医療経済効率を考え、より確実な診断治療を行わなければならない。
2009/03/13 南九州脳神経血管内治療研究会
2009/03/13 第1回 南九州脳神経血管内治療研究会に参加した。鹿児島、宮崎の脳血管内治療専門医が集まり、一筋縄ではいかない治療の難しい症例について、検討会を行う。それぞれの違う立場から、様々な視点に基づく意見があり、大変hotで有意義なdiscussionとなった。1例1例を慎重に行う謙虚な姿勢を忘れず、常に日々研鑽しなかればならない。
2009/02/04 季節の贈り物
2009/02/04 通院中の患者様から思いがけないプレゼント。丹精に育てられた、とても立派な梅の盆栽。春の息吹を感じてくださいとの粋なはからい。早速病院の待合室に置かせてもらう。今にも咲きそうなつぼみが、春の到来を予感させる。幸せな気持ちにさせて頂く。
2009/02/03 祝退院
2009/02/03 先月、出張手術を行った患者様が当院に来院。順調な経過で後遺症なく退院となったとの事。患者様と御家族の笑顔がとても嬉しい。開放型病院の脳神経外科医とスタッフの術後のきめ細かいケアに感謝。
2009/01/24 記念祝賀会
2009/01/24 小生の恩師であり、血管内手術の師匠である先生の教授就任の祝賀会に参加させて頂く。医者として、脳神経外科医として、また社会人として、技術だけでなく、心構えまで教えて頂いたことに言葉で言い表せない程、感謝している。恩師の益々のご活躍を祈願すると同時に、その当時の気持ちを鮮明に思い返し、今後の研鑽を怠らないよう全力で頑張っていきたい。
2009/01/06 出張手術(血管内手術)
2009/01/06午後6時。開放型病院の脳神経外科医から手術の依頼。40歳代の女性のくも膜下出血の患者様。もやもや病に合併した破裂動脈瘤は、開頭手術では難しい位置にある。午後7時から手術開始。血管の中からマイクロカテーテルを足の付け根から患部である動脈瘤に誘導しプラチナコイルで動脈瘤内を充填。もやもや病に伴う動脈瘤のため、かなり慎重に手術を行う。動脈瘤はいびつで難しい形だったが十分に充填でき、無事終了。患者様のお子様も小さく早く元気になってほしい。
2009/01/01 謹賀新年
2009/01/01 あけましておめでとうございます。開院2回目の正月を無事迎えることができました。皆様の格別の御厚情に感謝致しております。本年もより一層、質の高い医療が提供できるよう職員一同研鑽して参ります。どうぞ宜しく御願いいたします。
2008/11/30 結婚式
2008/11/30 結婚式に参加。当院で鍼灸治療を担当して頂いている先生の結婚式。心のこもったおもてなし。新郎・新婦の暖かい人柄が心に響いた。新郎・新婦・御親族の満面の笑みに幸せの御裾分けを頂き楽しく幸せな1日となった。
2008/11/28 症例検討会
2008/11/28 鹿児島脳神経外科フォーラムに参加。多数の施設から、珍しい脳腫瘍、血管奇形の症例報告がなされた。また手術症例のみならず小児偏頭痛の症例検討もあり hotなdiscussion に参加させてもらい大変啓蒙され有意義な1日であった。日々研鑽しなければならない。
2008/11/20 学術講演会
11月20日「脳梗塞の再発予防 〜徹底的なリスク管理と適切な抗血栓療法〜」に参加した。高血圧症、糖尿病、脂質異常症の厳重な管理と適切な抗血小板剤の使用にて再発のリスクが軽減される。特に心房細動ではより厳密な抗凝固療法が必要とされるとの内容であった。当院の治療方針を再認識できる有意義な勉強会であった。